仕事で高いパフォーマンスを発揮するために最も重要な事:その1

皆さんは仕事で高いパフォーマンスを発揮するために、何が重要だと思いますか?

こんな事をよく研修やコーチングの場で訊く事があるが、答えは多種多様であり、また、全ての答えが正解なのである。

全ての答えが正解というと曖昧な感じがするが、正解はその人自身が感じている事や、思っている事であるからだ。

人はそれぞれ違う存在なので、それで良いと思う。

そして、今回は私が思う正解について書かせてもらうのだが、私の正解を申し上げる前に、多種多様な答えを見て頂きたい。

人間関係、共感する気持ち、人脈、準備、多様性を認める事、インプットの量、積極性、諦めない気持ち、高いレベルへの追求心、チャレンジ精神、モチベーション、目的やビジョン、利他的精神、協業、信頼、セールススキル、マーケティング、売上や利益、成長・・他多数

どれも納得で、頷かされるものばかりである。

そして、どれかが欠ければ何かしらの問題が出そうなものばかりだ。

毎回素晴らしい回答が返ってくるので、この質問は密かな楽しみだったりする(笑)

そして私の正解は何なのか?であるが、それはズバリ「健康」である。

ここで言う健康とは、体と心の健康であり、この両輪が健全である事が、ビジネスパーソンとして高いパフォーマンスを発揮するために、必要不可欠であると言うのが私の正解である。

無事之名馬(ぶじこれめいば)、これは、競走馬を指して「能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走り続ける馬は名馬である」とする考え方を表した格言である。

これをビジネスパーソンに置き換えると、休まず出勤するという事は当然ながら、体と心の安定は、働くための土台として非常に重要という事である。

最近では、プレゼンティズムという言葉が一般化しつつあるが、プレゼンティズムとは、出勤しながらも何らかしらの不調により本来のパフォーマンスが発揮出来ていない状態である。

つまり、年収600万の人が70%のパフォーマンスしか発揮してなければ、180万は損失しているという考えだ。

ビジネスパーソンの体調不良の代表例は以下。

肩こり、頭痛、寝不足、二日酔い、めまい、息切れ、イライラ、腰痛、だるさ、不安症、関節痛、冷え性、花粉症、風邪気味、咳、生理痛、胃痛・・・

いずれもが、体もしくは心、或いはそのどちらもが良くない状態と言える。

では、体と心の健康はどのように保てば良いのか?

 

健康が大切なのは、わかっちゃいるけど・・

健康と言うと、まず思い浮かぶのは「」の健康ではないだろうか?

多くのビジネスパーソンが、健康についての必要性や危機感を持っているが、健康を保つための行動をしているかと言うと、その答えは否である。

何故なのか?それは、優先順位が低いからである。

平日の日中はマルチタスクで忙殺され、夜はお付き合いでの飲み、休日は趣味や家族サービスで中々時間が取れない。

その上、健康のために努力したところで、いつ効果が出るかもわからないし、運動するのは面倒くさい・・

つまり、面倒だし時間がないし、いつかとは思ってはいるけど先延ばしという事だ。

時間が無いというのは、事実でもあり言い訳でもあるのではないか?本当にやりたい事があれば、そのために時間を割く事など他愛もない事であろう。

 

時間が無い方へのオススメ健康法

時間が無いは、やり方次第でどうにかなる。

ジョギングなどの有酸素運動は、体を良い状態に保つために有効な手段であるが、必ずしも長時間しんどい思いをしてまでやる必要はない。

時間が無い方へ、お勧めしたい健康法はいくつかあるが、ここでは3つ紹介したいと思う。

ながら運動

ひとつ目は「ながら運動」である。

例えば、TVを見ながら30分間の「踏み台昇降」などは効果的だ。

帰宅後、30分程度はTVを見る方も多いと思うが、その30分を有効活用するという考えである。

30分ソファーにゴロンとしながらTVを見ているくらいなら、同時に運動をする事で、運動がキツイという意識自体が分散される。

30分集中して運動するよりも、時間が経過するのも早いだろう。

踏み台昇降がきつければ、その場で足踏みから始めるのも良い。

運動してない人が、急に身体に負荷をかけると怪我の元になったりするので、緩やかに始める事を推奨する。

歩数を増やす事を意識する

二つ目は、歩数を増やす事を意識するだが、厚生労働省による健康増進の目安としては、1日に必要な歩数を10,000歩としている。

ちなみに同省によると、日本人の歩数の現状では、1日平均で、男性8,202歩、女性7,282歩であり、1日1万歩以上歩いている者は男性29.2%、女性21.8%だそうだ。

つまり、男性であればあと1800歩、女性であればあと2800歩を増やせれば、一定の基準はクリアすることになる。

では、それをクリアするためには、実際どれくらい歩く時間を増やせばよいかだが、1000歩は約10分の歩行で得られるので、男性なら+20分、女性なら+30分を追加すればOKである。

後はそれをどう捻出するかであるが、以下にいくつかのやり方を記入した。

歩数を延伸するための手段

最寄り駅ひとつ前の駅で降りて、自宅まで歩く。

会社や駅などでエスカレータ、エレベーターを使わず階段を使用する。

ランチを敢えて遠方でとる。

など、工夫次第で10,000歩はクリア可能だ!

また、ウェアラブルウォッチやスマホアプリなどで実際の歩数を計測するのもオススメだ。

タバタ式トレーニング

最後に紹介するのは、タバタ式トレーニングである。

タバタ式トレーニングとは、立命館大学スポーツ健康科学部学部長の田畑泉教授が考案したトレーニング方法である。

やり方はシンプルだ。

「20秒の運動⇒10秒のインターバル」これを1セットとして、合計8セット行うだけである。

これで、何と60分のサイクリングに相当するカロリー消費だというからお得である。

体重60キロであれば約400kcalで、実に40分程度のジョギングと同等なのだ。

では、20秒の運動は何をするのか?

高強度(連続して行うと約50秒で疲労困憊に至る程度の強度)の運動である。

バービージャンプ

1、肩幅程度に足を開いた状態から、しゃがんで手の平を床につき、同時に足を後ろに伸ばす。(腕立て伏せの状態)

2、足を戻し、しゃがんだ体制から、手を上に振り上げながら上にジャンプする。

3、着地したら1に戻り、繰り返す。

この他にも、高強度運動は様々あるので、調べてみて欲しい。

さて、ここまでは身体の健康を維持する方法について紹介してきたが、心の健康を保つためのトレーニングはあるのだろうか?

それは次回でお伝えしたいと思う。

仕事で高いパフォーマンスを発揮するために最も重要な事:その2はこちらから

最後に・・

高いパフォーマンスを発揮するために最も重要な事として、第1弾は体の健康を維持する方法をお伝えしてきた。

補足になるが、体の健康を維持するために重要な要素として、「食」もあげておきたい。

食べたい物を好きなだけ食べたい!という気持ちは痛い程良く分かるが、3台栄養素である、油分、糖分、たんぱく質のバランスは少しだけ意識して頂きたい。

どうしても、食べる事だけは変えたくないのであれば、運動強度と時間を長めにとる事をオススメしたい。

いずれにしても、健康状態の悪化はいつかどこかにネガティブな影響をもたらす。

早めに行動したいものである。


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