”嫉妬”を手放すためのたった2つの方法

(所要時間4分5秒)

恋人が自分以外の異性と仲睦まじく会話しているのを見て、激しい怒りや止めどない不安に駆られたり。

会社の同期が自分より先に出世した時に、耐えがたい悔しさや何とも言えない悲しさが込み上げてきたり。

この場合、怒りも不安も悔しさも悲しさも、全てのネガティブな感情の起点は嫉妬である。

嫉妬する自分に苦しんだり、嫉妬する自分に嫌悪したりする人は多いのではないだろうか?

最近の研究結果では、犬などの動物にも感情がある事が確認されてきているが、人のネガティブな感情というものは非常に厄介である。

それは、時として自分を見失うだけでなく対人関係を修復不可能な状態までにする。

恋人や友人を失うだけでなく、自らの心も荒んだ状態にする。

嫉妬というネガティブな感情を手放し、美しい内面を取り戻すことは出来るのだろうか?

嫉妬が起こるメカニズムは?

嫉妬は何故起こるのか?

嫉妬の感情は大きく2つに分類する事が出来る。

異性への嫉妬

ひとつ目は、恋人や夫婦間などで起こる異性に対しての嫉妬である。

この場合、多くが自分への劣等感や自信のなさから嫉妬に発展するケースが多い。

そして、この手の嫉妬は激しい独占欲を伴うものが特徴で、相手を自分の管理下に置きたがり、行き過ぎると携帯のチェックをしたり、携帯から異性の連絡先を消してくれと要求したり、飲み会に出かける時などは「何時に帰宅するのか?」と帰宅時間をチェックし、約束した帰宅時間をすぎたりすると激しく行動を追及したりする。

いわゆる束縛である。

勿論本人は自覚している。

相手を縛れば縛るほど、相手の心が自分から離れていく事を。

でも止められないのだ。

一緒にいられない時ほどネガティブな妄想にふけり、連絡が取れないと不安になったり余計な勘繰りを重ねる事で、その行動には拍車がかかって行く。

束縛する事が、自分の心を落ち着かせ不安を解消する唯一の術なのだ。

職場での嫉妬

職場での嫉妬は異性同性関係なく、相手と自分を比較するところから始まる。

それは羨望だったり、競争心から生まれる。

ドリームキラーという言葉をご存知だろうか?

誰かが何かにチャレンジすると決めた瞬間から、その人の周りで「そんなチャレンジしても失敗したらどうするの?」とか、「絶対成功しないからやめときなよ!」などと、その人がチャレンジによって変化するのを止めようとする人のことである。

表向きは相手の事を心配して”助言”をしている風を装っているが、本心は嫉妬である。

もしそのチャレンジが成功して大きなステップアップをしてしまったら、悔しくて仕方ない。

だから未然にそれを防ごうとしているのだ。

そして、会社という組織の中にいると、そこには否が応でも競争原理が働き評価や昇進、昇給などによって優劣が付きまとう。

また、昇進などの目に見えて明確なもの以外にも、上司から可愛がられているとか異性に人気があるとか、仲の良い同僚が他の人と食事や遊びに行ったりなど、職場での嫉妬の種は無限にある。

では、どうすれば嫉妬を手放し、在るべき自分自身になれるのか?

 

嫉妬を手放すには?

執着しない

恋愛をしている人は盲目であるとはよく言われる事であるが、盲目とは相手への執着である。

執着すればする程相手に対して依存し、この人でなければ自分は幸せになれないと思い込む。

しかし、周囲から見たら非常に勿体ないと思う事がある。

「この人もっと視野を広げれば、もっと大きな幸せを掴めそうなのに・・」

でも、本人は気付かない。

思い込みの小さな箱から抜け出る方法を知らないし、見ようともしない。

もし、自分がそのような状況にあると感じたら、まずは立ち止まって今の自分を俯瞰してみる事と、世界は広いという事を感じてみる事だ。

いまや1日に450組が離婚している時代である。

ましてや、恋人同士の別離は人生の終わりではなく、そこから新しいパートナーを見つける人が殆どではないだろうか。

もちろん、気持ちがすぐに切り替わる事はないだろうが、そのように視野を広げる事で徐々に執着から解放されるだろう。

比べない

私たちは幼い時から競争することや、比較することを強いられてきている。

小学校教育からそれは始まり、正解を人よりもより多くはじき出すことで称賛される。

自分がやりたい事が何なのかではなく、世間的に見てより優秀な大学、より大きな会社と選択するよう叩き込まれる。

だからこそ、比べないでいる事は殆ど不可能に近い。

それがモチベーションになる場合もあるので無理に手放す必要はないが、過剰な比較は不要であろう。

せめて、人の幸福は心から喜び祝福してあげたい。

その上で自分のモチベーションに繋げられたら良いのではないだろうか。

では、比べないことを増やすためには何が出来るか?

ますは、自分の人生計画をしっかりと立てる事だ。

今何をして3年後には何を成し遂げ、10年後にはどうなっていたいのか?そして、人生の晩年には何を実現して、どんな自分で在りたいのか?

それがあなた自身の人生であり、誰かとの競争でもなくゲームでも双六でもない。

今だけに固執していると、競争に終始してしまうのだ。

それともうひとつ、他人を思いやる気持ちを持つ事である。

人は誰もが苦しい事や悲しい事を乗り越えて今がある。

それは、あなたも他人も誰もが同じなのだ。

他人に優しさを与えられる人間は、他人からも優しさを与えられるのだ。

 

最後に

嫉妬を完全に手放す事は難しいし、無理に手放す必要はない。

上手に付き合っていくのだ。

嫉妬に飲み込まれる事なく、自分をコントロールしその時最善の選択肢をとれば良い。

そして、自分への優しさはもちろん必要だが、その優しさをほんの少しだけでも他者に向けてみる事で、本当の意味での心の美しさを手に入れる事が出来るだろう。

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