仕事にやりがいを感じない!楽しく働くためにはどうすればいいの?

日曜日の夕方、サザエさんを見ると憂鬱になる、何故か? 翌日会社に行く事を考えるからである。

ひと昔前には、サザエさん症候群なる言葉が流行した、サザエさんは日曜日の終わりを強く連想させ、明日から始まる仕事という現実を直視しテンションが下がる

最近はあまり聞かなくなったが、実際日曜日の夜になると憂鬱になる人は多い、また、大型連休(ゴールデンウィーク、お盆、お正月)の最終日なども同様の状態になる、いや、同様ではなくそれ以上かもしれない 笑。

人はなぜ、そんな思いをしてまで働き続けるのか?

なぜ、そこまでしてイヤイヤ職場へと向かうのだろうか?

しかも、通勤ラッシュの満員電車に乗るストレスも抱えながら・・

通勤の渋滞に巻き込まれながら・・

よく、私のクライアントさんでも「仕事にやりがいを持てない」という話しをする方は多くいるが、なぜ「やりがい」を持てないのだろうか?

今回は、そんな「やりがい」にスポットをあてて行きたいと思う。

 

イヤイヤながらも人はなぜ働くのか?

報酬

答はシンプルである、それは報酬のためだ、なぜお金が必要なのか? 生活を維持していくためだ、この世の中はお金が無いと生きていけない、勿論例外はあるがそれは一部のマイノリティな人たちで、多数派はお金が無いと住むところも、食べる物も、生活に必要な雑貨も得る事が出来ない。

だからこそ、人はイヤイヤながらも報酬を得るために働き続ける。

その仕事が、自分のやりたい事ではないのを我慢をしても、職場へと足を向かわせて、そこで労働するのだ。

時間という概念

仕事にやりがいを見出せないのは、人生においても非常に残念な事だ、仕事とは人生の多くの時間を費やす、1日は24時間、そのうち睡眠に8時間(こんなに寝ている人はあまりいないかもしれないが・・)を費やし残りは16時間、フルタイムで働いているならそのうち8時間は仕事に費やす、つまり、意識的に活動している時間の半分は仕事をしている事になる。

人々には生まれ持ってきたものに多くの違いがあるが、時間だけは平等に与えられている、労働とは自分の貴重な時間を切り売りしているのだ、その切り売りしている時間を報酬のためとはいえ、無気力に過ごすのはあまりにも、もったいなくはないだろうか?

では、そこから抜け出すにはどうしたら良いのだろうか?

 

置かれた場所で咲く

渡辺和子さんの著書の「置かれた場所で咲きなさい」という本の冒頭に、「人はどんな場所でも幸せを見つけることが出来る」という一説がある。

この一説が何を言いたいのか? 「環境の奴隷になるな」という事である、他人や環境は自分の力で容易に変えられるものではない、だからと言って、その環境に身を置く自分を蔑み、諦めてしまう事はダメだ。

では、どのようにしたら、やりがいが持てない仕事に幸せを見出す事が出来るのか?

それは自分の仕事への意味付けを変えることだ、自分の中のパラダイムを変化させることだ。

仕事への意味付け

あなたの価値観はどんな価値観だろう? それを自問自答して欲しい。

謙虚である、誠実である、正しくある、正直である、認められること、楽しくある、など考えれば様々出てくる。

あなたは、「人に貢献する」という価値観を持っているだろうか? 貢献とは自分以外の他者にベクトルが向けられたものだが、その対象は会社でもよい、会社のために売上成長に貢献する、対象が仲間であれば、仲間が仕事をしやすくなるように貢献する、対象がお客さまであれば、お客さまの笑顔が増えるように貢献する、そんな事をイメージした時に、あなたはどのような感情になるだろう?

あなたはどんな仕事をしてるのだろう?

その仕事の最終カスタマーは誰なのか?

その仕事はカスタマーのどんな欲求を満たし、どんな不を解消しているのだろう?

職業に貴賎なし

どんな仕事でも、それを必要として、その商品、サービスを待ち望んでいる人がいる、または、その商品、サービスがないと困る人がいる。

職業によって得られる報酬に差異があるのは事実だが、報酬が高い仕事ほど世の中から必要とされているかと言えば、それは違う。

「職業に貴賎なし」と言うが、本質を突いた言葉だと思う、その意味は、職業によって上下は無いということだ。

では、なぜ仕事によって報酬が違うのか? それは単に需給のバランスである、歌手になれる程歌が上手い人はごくごく少数である、報酬も私たちとは比べ物にならない位高い、だからといって会社員より、歌手のほうが社会的立場が上という訳ではない

歌手も会社員も、やっている仕事の先には「ありがとう」があるのだ、カスタマーのありがとうを目の前で見れるか見れないかの違いで、間違いなく私たちがしている仕事の先には「ありがとう」が生まれている。

目の前の仕事を「さばく」のが、自分の仕事だと考えるのと。

目の前の仕事をさばく、その先に自分が関わった商品、サービスを待っている人たちがいる、その人たちの「笑顔を創る」のが自分の仕事だと考える。

どうだろうか?

私の話

私も昔はそうだった、私は営業だったので報酬は勿論の事だったが、自分の成績や自分のチームの業績ばかりに目的が行きがちだった、それはそれで一定のやりがいはあったのだが、同時に満たされない何かもずっと抱えていた。

しかし、ある出来事をキッカケに自分の中で大きな変化がゆっくりと進み、一番大切なのは自分の業績ではなく、自分のサービスを必要として、そこに対価を支払ってくれるお客さまに貢献することだ、ということに気が付いた。

仕事への意味付けが変わったのだ。

それ以来、私はサザエさんを見ても、何も感じなくなった (^.^)

 

最後に・・

多くの人が、やりがいが持てないのは会社のせいだ、仕事内容が悪いと考える。

でも、少し冷静になって考えて欲しい、その仕事を誰が選んだのかを・・

まぎれもないあなた自身である事を・・

就活が厳しく、内定をもらえたのが今の会社だけだったとしても、両親の強い勧めがあって今の会社に入ったにしても、たまたま勤務地が近く給料が高いからと選んだ会社だったとしても。

その選択を最終的に意思決定したのは、自分自身なのだ。

もちろん、仕事への意欲を掻き立てるような仕掛けを会社側もする必要はある、しかし、それが無いからと言って、自分に湧き起こるネガティブな情動の全てを会社の責任だとするのはどうだろう?

他責にした瞬間、あなたはそこから学ぶものは何も無くなる。

他責ではなく、自分事として捉え自責で考える事で人は成長する、その状況を何とかしなければと変化することへと向かう、他責で考えていては「自分に非は無い、変わるのは自分ではなく会社や環境のほうだ」となり成長は望めない。

どうしても嫌なら転職すればいい、でもその一歩を踏み出す勇気もない、転職マーケットで自分という人間を評価されるのが怖いからだ。

人生における全ての選択は自分でするのだ、今日のお昼に何を食べ、どの会社で働き、誰と結婚するかまでの全てだ。

今回は自分の中にある仕事への意味付けを変化させることで、違った世界が見え、見え方が変わる事によって仕事への取り組み方も変わる事をお伝えしてきた。

実践するかしないかの選択はあなたに委ねられている。


働き方コーチングとは・・
全ての働く人たちが「自分らしく」、「イキイキと」、「楽しく」働くための変革支援メソッドです。

 

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